【ドバイ旅行者向け】メトロの乗り方と路線図を写真で解説!ドバイ国際空港からも安心
メトロにも乗ってみたいけど、移動は難しくないかな?
電車に慣れている日本人には乗換えも簡単!
日本と違う罰金対象のローカルルールも詳しく説明します
ドバイのおもな交通手段の一つが全線無人運転のドバイメトロ。
レッドラインとグリーンラインの2つの路線しかない(2024年現在)ので、電車に乗り慣れている日本人には使い方や乗換えも簡単で観光地へのアクセスに便利です。
車両のクラスは3種類!
- レギュラークラス
- ゴールドクラス
- 女性と子供専用クラス
女性と子供専用クラスは、特に女性同士の旅行の移動手段にも勝手が良くて快適です。
ここでは、リビエラホテルに勤務するわたくしがゲストの方からよく聞かれることが多いドバイ国際空港に到着してからのメトロの乗り方を中心にご説明します。
ドバイ国際空港には、「ターミナル1」そしてエミレーツ航空専用の「ターミナル3」と2つのターミナルにメトロの駅が直結しています。
実際に2つのターミナルに到着した乗り方を写真付きで詳しく説明していますので、ドバイ国際空港に到着した時のイメージがより分かりやすいかと思います。
また日本人なら当たり前のようにやってしまうかもしれないことが、罰金対象になっているので、ローカルマナーについてもまとめてあります。
【ドバイ旅行者向け】メトロの乗り方と路線図を写真で解説!地図で確認しよう
まずメトロ地図で路線を確認しよう
空港から街の中心部、観光地へのアクセスに便利なメトロです。
電車になれている日本人には行先さえ確認すれば、2路線しかないドバイのメトロは簡単に使えこなせます。
拡大してドバイ国際空港から街の中心部のエリアを詳しく見てみましょう。
空港からリビエラホテルへの最寄り駅のバニヤススクエア駅までメトロでのアクセスも簡単(約15分)です。
ドバイ国際空港【ターミナル1】の駅もあり、ターミナル3の隣の駅です。(地図のターミナル3駅のすぐ”左隣”です)
ちなみに、ドバイ国際空港【ターミナル2】には、メトロは通っておりません。
レッドライン、グリーンライン間の乗換え駅は、2つ。
ユニオン駅、ブルジュマン駅で違うラインに乗換えが可能です。
季節の良い冬の時期ですとメトロの1駅ほどだと歩ける距離にあり(歩けるかどうかはドバイは場所によりますが…)、例えばユニオン駅から、隣の駅のリビエラホテルの最寄り駅バニヤススクエア駅まで歩くと10分~15分程度です。
次にマリーナ地区、パームジュメイラを拡大するとこちらです。
マリーナ地区には路面電車のトラム(地図のオレンジ色のライン)が走っています。
人工島パームジュメイラの中には高架橋を走るモノレール(地図のブルー色のライン)もあります。
メトロの詳しい駅名を調べたい場合は、下記のドバイメトロ公式MAPをダウンロードしてから見てみてくださいね。
【ドバイ旅行者向け】メトロの乗り方と路線図を写真で解説!
ドバイ国際空港 エミレーツ専用「ターミナル3」に到着してからメトロに乗る方法
日本人の方で一番多いのがエミレーツ航空専用ターミナルの「ターミナル3」に到着した時の利用だと思います。
ターミナル3からドバイメトロの改札口までの行き方(徒歩3分)をご説明します。
入国審査・お荷物のピックアップ等全ての手続きを終えて空港建物の出口付近に進んでいくとお迎えの名前のボードを持っている方がいる「Meeting point」と呼ばれる場所に出ます。
「Meeting point」を過ぎてそのまま進行方向に進んでいくとすぐに「左はタクシー」「右はメトロ」と書いた大きなこういう看板が目の前に現れます。
メトロ利用なのでそのまま看板通り「右の方向」へ進みましょう。
すぐ隣にスターバックスがあるので覚えておくと分かりやすいです。
ドバイ国際空港が初めての方でもすごく簡単にメトロの看板は見つかります。
スターバックスのすぐ反対側にこのひと際目立つ長~いエスカレーターが見えてきます。
この長~いエスカレーターを上ると、そのままメトロの駅に直結しています。
大きな荷物を持ってる人は、エスカレーターのすぐ隣にこの様な巨大なエレベーターもありますので安心してメトロの駅までアクセス可能です。
長いエスカレーターの目の前にも大きく書かれたボードが立ってますが「メトロ運行時間は24時間運行ではありません」。
しかし平日と土曜日は朝5時過ぎから最終電車は23:50くらいまで毎日運行しています.
※日曜日だけ朝8時過ぎからの運行です。
日本からの直行便(羽田、成田、関空)の方のドバイ到着時 ( 日曜日の到着以外の日 ) にメトロは早朝から運行しているので使えそうです。
長~いエレベーターで一気に3階のフロアーに到着、目の前がメトロの改札口、というなんともシンプルな造りです。
ドバイ国際空港「ターミナル1」に到着してからメトロに乗る方法
ターミナル3の次に、利用が多いのが「ターミナル1」です。
入国審査・お荷物のピックアップ等全ての手続きを終えて空港建物の出口付近に進んでいくとお迎えの名前のボードを持っている方がいる「Meeting point」と呼ばれる場所に出ます。
「Meeting point」を過ぎてそのまま進行方向に進んでいくとすぐに「直進はタクシー」「左はメトロ」と書いたこういう看板が目の前に現れます。
この看板通りに左側に進んでいきます
ターミナル3ほどの長~いエスカレーターではないのですが、ここを昇っていきます。
すぐ近くにエレベーターがあるので、重たい荷物の方はエレベーターへ。
エスカレーターの目の前に大きく書かれたボードには「メトロ運行時間は24時間運行ではありません」と書いてあります。
ターミナル3のメトロ同様、24時間運航ではないものの平日も週末も、日曜日以外は朝5時過ぎから最終電車は23:50くらいまで毎日運行しています。
※ 日曜日だけ朝8時過ぎからの運行です。
短いエスカレーターを何度かジグザグに登っていきます
ここがターミナル1の改札口です
ドバイメトロはどの駅も、改札口の隣に窓口のカウンター「Ticket Office」(↑写真の右側)があります。
【メトロの乗車カード】券売機が分かりにくい?窓口のカウンターで購入しよう
リビエラホテルに宿泊されたゲストの方からは「メトロの券売機の購入方法がガイドブック等の説明を読みながらやるのに、実際分かりずらい」というコメントをよく聞きます。
旅行ガイドブック等には、メトロの券売機の使い方が詳しく書いてあるので出来そうな方はもちろん試してもいいですが、券売機を利用しなくても窓口のカウンター「Ticket Office」で係員から簡単に購入できます!
やっと長いフライトから解放されて疲れている時に、慣れない海外の券売機にアタフタするより断然スムーズ!
窓口でもクレジットカードでの購入もできますので初心者の方は特に「窓口での購入」を強くオススメします。
【メトロの乗車カード】Nol Card が便利
Nol Card(ノルカード)はプラスチック製のカードで、日本でいうSuicaやIKOCAと同じチャージが出来る交通ICカードです。
もう1つ、切符の扱いにあたる赤い紙製のカード「RED Ticket」があり、Nol Cardとどちらを購入しようかと迷われる方も多いですが、日本の電車同様で【どれだけ使う回数がありそうか】という利用頻度で決めれば良いと思います。
滞在中にいくつか観光地へ行くために数回メトロに乗る様なら、便利さを優先して迷わずNol Cardをオススメします。
Nol Card(ノルカード)は交通ICカードなので、メトロ以外にマリーナを走るトラムや人工島のモノレール、路線バスにも使えます。
Nol Cardには2種類のカードがあります
1,【Nol Card / Silver】
一般車両に乗車が出来るカード(女性子供専用車両もこのカード)
RED Ticketより運賃が安く済む特徴がありメトロ利用頻度が高い人向け
2, 【Nol Card / Gold】
革張りのシートが特徴のゴールド車両に乗車が出来るカード
一般車両が混んでいる時間帯にはこの車両が比較的空いている場合があるので移動中に出来る限り座りたい方や子供連れのご家族にオススメ
Nol Card Silverの2倍の運賃はかかりますが、長い距離を移動する際にゆっくり座りたい方や子供連れに向いています
シルバー、ゴールド、いずれのNol Cardも カード1枚をDhs. 25で購入、その中にはDhs. 19分の運賃料金で使えるチャージがすでに入っています。
例えば…ドバイ国際空港からブルジュカリファ/ドバイモール駅まで、Nol Cardのシルバーカードで運賃が片道Dhs.5だから初回の入金されてる金額分だけでも結構使えそう。
1日乗り放題の「1 Day Ticket」もあるのでご参考に!
一般車両(Regular class) Dhs. 20
ゴールド車両(Gold class) Dhs. 40
メトロ以外にトラムに乗れます
( モノレールには利用出来ないので注意!)
女性子供専用車両とは?
ホームにピンク色で表示されているのですぐ分かる「女性子供専用車両」。
名前の通りで、男性は利用できない車両で間違えて男性が乗車すると罰金(Dhs.100/日本円で約4,000円)が設けられているのが特徴です。
たまに、旅行者の男性が知らずに乗り込んで来ますが、周りの女性の視線ですぐ気が付くか、または周りの女性乗客が直接男性に伝えている光景をたまに見かけます。
ベビーカーを置くスペースが車両内に設けられていたりするので、小さな子供連れの利用も目立ちます。
子供を連れて乗ると、かなりの確率で席を譲ってくれるのも寛容なドバイの街を肌で感じる瞬間になるでしょう。
女性同士の旅行にドバイへ来られる方も最近は増えてきていますので、快適な移動手段になるはずのメトロのこの専用車両を使ってみましょう!
ゴールド車両とは?
ホームには、ゴールド色で表示されているのですぐ分かる「ゴールド車両」。
レギュラー車両に比べ、運賃が2倍ではありますが席がゆったりしていて座れる確率が高いので長距離の移動や、お子様連れのご家族の方にオススメ。
ゴールド車両の切符(RED Ticket/Gold)もしくはNol Card/Goldでしか乗車が出来ません。
レギュラー車両の切符やカードのまま間違えてゴールド車両に乗車していると罰金(Dhs.100/日本円で約4,000円)が設けられているのが特徴です。
時々、駅の係員が正しい車両に乗っているか確認に回っており、乗車中のカードを1枚ずつスキャンして確認しています。
毎日通勤、通学に利用している人たちがいるほど、レギュラー車両に比べると混んでいないのがゴールド車両です。
混みあう時間帯や観光シーズンにはゴールド車両がオススメ
通勤の時間帯や、冬のベストシーズンの期間中などの期間のレギュラー車両は、常に混みあっていて東京の満員電車並みに混んでいる光景を見かけます。
女性同士なら女性専用の車両を利用すると比較的まだいいのですが、女性専用車両でも冬の観光シーズン中は混んでいる時間帯も出てきています。
海外にまで来て満員電車に乗りたくない!そういう方も多いかと思います。
ゴールド車両はレギュラー車両の2倍の運賃はかかりますが、満員電車の混雑を避けるにはオススメの車両です。
あらかじめゴールド車両専用のレッドカードもしくはゴールド車両のNol Cardを購入すると利用できる車両で、下記の方に特にオススメです。
- 満員電車を避けたい方
- 男性の乗客が多いレギュラー車両に抵抗があり、且つ満員電車が苦手な方
- 長い距離を移動する際に可能な限り、席に座って移動したい方
- 子供連れのファミリー
長い距離を移動する際にゆっくり座りたい方や小さな子供を連れたファミリーに向いています。
わたし個人的にも、2駅~3駅の移動のときは女性専用の車両を使っていますが、長い距離を移動するときには比較的座れる確率が高いゴールド車両を使っています。
メトロの運行時間を確認しよう
平日と土曜日は朝5時から運行しています。
日曜日だけ朝8時過ぎからの運行です。
年末年始や街中でのイベント開催日には運行時間が変わりますのでRTAのHPで最新の運行状況をご確認ください。
以前は、イスラムの礼拝日の金曜日だけメトロ運行開始時間が遅く(朝10時から運行と)設定されていましたが、現在(2024年)は大きく改定され、金曜日も平日同様、朝5時から運行中!
【日曜日のみ朝8時から】運行になっています!
【ドバイ旅行者向け】メトロの乗り方と路線図を写真で解説!罰金対象になるローカルルールを知ろう
先程の女性子供車両に間違えて男性が乗車した場合も罰金の対象の様に、ドバイメトロには日本人には「見慣れない」ことが罰金の対象になっているものが何個があります。
マナーを守って快適な旅行にするために一通りローカルマナーを知っておきましょう
- アメやチューインガムを含む飲食禁止(罰金Dhs. 100/日本円で約4,000円 )
- 車内での喫煙禁止(罰金Dhs. 200/日本円で約8,000円)
- 居眠り禁止(罰金Dhs. 300/日本円で約12,000円)
- 男性が女性子供専用車両に乗車禁止(罰金Dhs. 100/日本円で約4,000円)
- ゴールド車両のカード/切符を持たずにゴールド車両に乗車禁止(罰金Dhs. 100/日本円で約4,000円)
一番日本人の方が驚かれるのは「居眠り禁止」ではないでしょうか。
郷に入っては郷に従えという言葉がある様に国によって違反行為は異なりますのでマナーを守って乗車しましょう!
【ドバイ旅行者向け】メトロの乗り方と路線図を写真で解説!観光地へのアクセス
アクセスしやすい観光地
観光客の方がメトロで行けるアクセスしやすい観光地は下記です。
ドバイモール、ブルジュカリファ→最寄り駅【Burj Khalifa/Dubai Mall】
未来博物館→最寄り駅【Emirates Towers】
ドバイフレーム→最寄り駅【Max】(駅から徒歩15分)
エキスポシティードバイ→最寄り駅【Expo2020】
覚えておこう!ドバイモールまでのアクセス
ドバイ市内には数多くのショッピングモールがある中で、観光客が一度は訪れるモールが「ドバイモール」。
ブルジュカリファの展望台の入口も、このショッピングモール内にあります。
「ドバイモール」へ行く最寄り駅は「ブルジュカリファ/ドバイモール」駅です。
駅の改札口を出たら、すぐドバイモールに行けるの?
駅からドバイモール入口までは、連絡通路を約15分歩きます!
駅の改札を出たら、歩く歩道がある連絡通路が続きます。
周辺のビル群の眺めも良いので途中で立ち止まって写真撮影している人も良く見かけるのがこの連絡通路です。
ただ、15分ほど歩くのでドバイモールまで急いでいきたい場合には少し不向きなアクセスになりますが、ドバイモール周辺はメトロからの車窓の景色も良いですし、そしてユニークなダウンタウンのビル群をゆっくり連絡通路を歩き見ながらドバイモールに行くのもオススメです。
ドバイモールの入口に近くなると両サイドにさまざまなお店が並んでいます。
メトロを利用してドバイモールに行く際は、この連絡通路を通って掛かる所要時間も考慮してください。
人工島パームジュメイラの展望台「The View At The Palm」へのアクセス
また人工島パームジュメイラに行く際に途中までメトロを使う観光客の方も多いです。
人工島パームジュメイラに一番近いメトロは「Internet City」駅ですのでそこで下車し、そこからタクシーを使って人工島の目的地へ行く方法が便利で早いのでオススメ。
アクセスしやすいリビエラホテル
リビエラホテルから徒歩3分の場所にメトロの駅「Baniyas Square」駅があり、ドバイ国際空港からホテルへのアクセス、ホテルから観光地へのアクセスが抜群です。
Baniyas Square駅には、1番出口と2番出口の2つがあります。
1番出口に進み、そのままクリーク(川)の方面に歩きリビエラホテルまで徒歩3分の距離です。
グーグルマップで検索すると少し遠回りする道が設定されるのですが、この地図の赤い矢印の通りの道を通るとメトロからホテルに早く到着できます。
ホテルの入口には階段以外に右、左の両側からの2つのスロープが付いているので荷物を持ってそのままロビーまで簡単にお越しになれます。
駅にもスロープの付いたエレベーターがあるので、重たい荷物をお持ちの方、ベビーカーで移動の方も安心です。
ドバイ国際空港からリビエラホテル最寄り駅まで15分!
Nol Cardのシルバーを利用してメトロ運賃は空港からホテルの最寄り駅「バニヤス スクエア駅」まで片道Dhs. 3なので格安で移動が可能!
【ドバイ旅行者向け】メトロの乗り方と路線図を写真で解説!まとめ
レッドラインとグリーンラインの2つの路線しかない(2024年現在)ので、電車に乗り慣れている日本人には使い方や乗換えも簡単でドバイ国際空港からの利用や、観光地へのアクセスに大変便利です。
日本には無い罰金の対象になるローカルルールも、一通り覚えておくとメトロは快適な移動手段で使えます。
また、一部の駅は地下鉄となりますが、特にレッドラインの主な駅と線路は地上にあり車窓から眺める異国のドバイの街並みもメトロに乗るひとつの醍醐味になるはずです。
また、日本と違って実は、駅ごとに駅内のデザインが違うのがドバイメトロのユニークなところ。
下車する先々で駅の構内のデザインを比べてみるのも面白いですよ。
2つの路線しかないので行先を確認すれば乗換えも簡単!
女性子供専用車両を利用して、車窓から街の眺めも楽しみたいです。
ドバイメトロには日本の技術が大きく関わって完成した中東初の全線無人運転です。
ぜひ一度ドバイに来たなら試して欲しい公共の乗り物です!